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今日は2人でダライ・ラマの来日講演に行ってきました。これは以前ハガキで募集していた無料講演に応募して、抽選の入場券が送られてきたのです。
まず会場の両国国技館前に到着すると、入場30分前から行列ができていて、本当にたくさんの人が詰めかけているのが分かりました。また、入り口では警備のため簡単な荷物チェックが行われていました。
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講演会が始まると、まず司会のピーター・バラカンさん、続いて吉本ばななさんの挨拶があり、その後ダライ・ラマ法王が入場されました。まず最初にひと言。「ダライ・ラマというすごい人が来るという事で、何か特別な話が聞けると期待して来た人や、ダライ・ラマという人は何か特別なヒーリング・パワーを持っているのではないか、と期待して来た人には申し訳ありませんが、私はあなたたちと何も変わらない普通の人間なので、そう思って話を聞いてください」
講演のテーマは"Power of Compassion"(慈悲の力)という事だったのですが、印象に残っている部分だけ要点をまとめると、
- 慈悲というのは恵まれない人に対して抱く同情や哀れみの感情の事ではない。
- 慈悲というのは、母親が自分の子供に対して抱くような絶対的な愛情の事である。
- 人間のように生まれる前・生まれた後も常に母親の側で愛情を受けて育つような動物は、大人になってからも常に愛情が必要な生き物なのだ。誰もが心に孤独を抱えている。
- 我々の世界は物質的・科学的には非常に発展を遂げたが、「愛」という問題に対しては全く進化できていない。その証拠にスーパーマーケットで「愛をください」と言っても、愛をお金で買うことはできない。
- だから、あなたの身近な人に対する愛をより豊かなものに育む努力を惜しまないでください。相手が困った問題を抱えているときには、自分の身を投げ打ってでも助けるような強い愛を実践するようにしてください。
- それがきっと世界的な平和につながるでしょう。
大体こんな感じだったと思います。(間違ってたらごめんなさい)とにかくダライ・ラマ法王の笑顔ややさしい表情が終始印象的でした。 ちょうど仕事の疲れがたまっていた事もあったのですが、講演中も講演から帰った後もなぜか強烈に眠くなってしまって、講演中はなんとか頑張って聴いていたのですが、家に帰った後はぐっすり気持ちよく眠ってしましました。ひょっとすると、これはダライ・ラマ法王のヒーリング・パワーで、「慈悲の力」を直接注ぎ込まれたんじゃないか??などと下らない想像をしてしまいました。(たぶん偶然眠かっただけです) そういえば講演中に、同時通訳の人が訳している合間合間の手持ち無沙汰な時間に、ダライ・ラマ法王が会場内で居眠りしている観客を見つけたのか、おかしそうに微笑んでいました。
風のまにまに号

ダライ・ラマを意識したのはいつごろだったろうか?3年ほど前渋谷のアップリンクという映画館でチベット問題をあつかったドキュメンタリー映画を見た。それまで私はチベットについてよく知らなかったためものすごく衝撃を受けた。そしてその後ダライラマの著書などを読んでみると彼の語る「愛」や「非暴力」が本当に尊いものに感じた。
実際にはじめの挨拶で吉本ばななさんが「ダライ・ラマ法王様の徳の高い魂にふれたい」という話しを聞くと、いつのまにか自分の頬を涙がつたっていました。終始笑顔の法王が国技館の大きなスクリーンに映し出されその言葉を胸に刻もうと思ったのですが、強烈な睡魔におそわれ話は3分の1しか聞けませんでした(苦笑)でも、法王の「日常の生活から愛の実践がはじまる」というお話からおのおのがその生活の中で愛を注いでいくことという当たり前だけど難しいことの実践を強く感じました。
法王の笑顔は何者にもまさるパワーがあり私もあんな笑顔ができる人間になりたいなと思いました。また、会場に掲げられたタンカ(仏画)がすばらしかったです。