
「火の玉はとっても便利」
昨日放送分のひょうたん島レビューです。
詳しいあらすじや人物紹介については、NHKホームページや、以前紹介したひょうたん島ガイドブックを参照してください。
前回までやっていた「トラヒゲTV」はなんとたった一日きりの事業だったそうです!結果的にまずまず大もうけできたようでトラヒゲは満足のご様子。(1日だけのTV局って一体・・?)
今回は、お化けの国の使いである「火の玉」が現れて子供たちを脅かしますが、逆にキッドぼうやに捕らえられて子分にされてしまいます。子供たちはこの火の玉を使って、風呂を沸かしたり、鍋を煮たり、部屋の灯りにしたりと好き放題にこき使います。これだけで終われば、まあ面白いな、というだけの話なのですが、ここから先がひょうたん島の面白いところ。今回は「僕たちの使っているガスや電気はどこから来るの?」というお話につながっていきます。
火の玉という理想の「新エネルギー」が登場するまで、このひょうたん島のエネルギー利権を握っていたのはトラヒゲです。みんなトラヒゲデパートで炭を買い、トラヒゲ電力の電気を使って生活していたのです。なので、そんな新エネルギーが登場してしまうとトラヒゲは面白くないし、儲からない。なにしろ火の玉のエネルギーは無尽蔵ですから・・。
そこでトラヒゲは、寝静まった子供の部屋から火の玉を盗み出してしまいます。今度はこの火の玉を使って自分がひと儲けしてやろうと悪だくみです。まずは火の玉を使ってトラヒゲデパートの屋上にネオンサインを光らせるのですが、これもただ派手にしたいというだけじゃなくて「遠くの砂漠を通る隊商の目にも入るようにして、デパートの顧客拡大を狙うため」だそうです。スケールが大きいですよね・・。
それにしても、砂漠の国アル・カジル王国に来たばかりの頃は、王様に「城の外に出るな」と固く行動を規制されていたはずなのに、いつの間にかひょうたん島住民はいつも通りの生活に戻っているようです。これもほんとだったら突っ込み所なのかもしれませんが、知らずのうちにひょうたん島住民の地位が向上していた、と見ることもできます。芝居を上演してくれたり、TV番組を提供してくれたりする中で、王様が彼らの能力や存在意義を認めざるを得ないのは当然と言えます。このようにはっきりと明示されないのだけど、のらりくらりとやっているうちにいつの間にか権利を獲得してしまう、というのがひょうたん島住民やガバチョのお得意の戦略なのかもしれませんね。
風のまにまに号

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