
「風のまにまに号」の大体のあらすじは前回紹介しましたが、運河を船に揺られて行くあなぐまビルのライフスタイルは、現実世界にモデルがあります。運河と言えばべネツィアやオランダなどが有名ですが、風のまにまに号の舞台であるイギリスにも非常に発達した運河があります。こちらの運河はどちらかというと都市部よりもより広範囲の郊外に張り巡らされた、伝統的な「交通綱」といったイメージが強いと思います。したがって、美しいのどかな風景が広がる田園地域まで、細い運河を通って船だけで旅することが現代でも可能なのです。
「英国運河の旅―ナローボートでゆっくり、のんびり田園(カントリーサイド)めぐり」 彩流社
この本を読めば、イギリスで今なおレジャーとして人気の「ナローボート」という住居スペース付きの小さな船で、のんびり田園地方を旅する楽しみがよく分かります。上の表紙の写真では結構広い運河が写っていますが、実際にはほんとうに船の幅ぎりぎりのような狭い運河を、歩くのと同じ早さでのんびりと進みます。
この本を読んで、「風のまにまに号」の世界は本当にあるんだなー、と感慨深い気持ちになりました。「風のまにまに号の旅」が書かれたのは1950年ごろなので、現代の交通の主役は当然自動車や高速道路に取って替わられていると思いますが、それでも昔ながらの運河が文化や余暇として今に残されている、という事ですね。一度実際の運河を風のまにまに航海してみたいものです。
この本には、このナローボートの楽しみ方について、気軽に旅行プランとして体験する方法から、船のオーナーとなって余暇のスローライフを満喫する方法まで詳しく書かれています。その気になれば船をレンタルしてナローボート体験の旅を計画することも可能ということですね。
ナローボートの体験記は、この本以外にも何冊か読んでみたのですが、一番の気がかりは「それなりに体力が必要」ということです。なぜかと言うと、この狭く張り巡らされた運河網には、いたる所に「水門」が設置されているからです。
「風のまにまに号の旅」の中にも、ビルとイジーが水門番のおじさんに門を開けてもらって、そこに居合わせた飼い猫のナポレオンが海賊猫たちに告げ口に行く、というシーンが出てきますが、実際に色々な運河を旅するとなると水門番のいないような小さな水門を自分の手で開けて旅しなければならないそうなのです。うーん、自分で開けられるかな・・。
風のまにまに号

HP拝見いたしました。拙著をこのようにご紹介いただきまして、誠にありがとうございます。
ナローボートの旅で、「体力」をご心配されているようですが、作者様のご年齢であれば、杞憂かと。私自身、作者様より10歳以上年上で、3年年下の妻と2人で毎年クルーズしてますので。
『風のまにまに号』という本ははじめて知りました。早速入手したいと思います。貴重な情報をありがとうございました。
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http://www.melma.com/mag/50/m00079450/
秋山さん、はじめまして。
著者ご本人からコメントいただけるとは光栄です。ホームページもメルマガもすごく充実した内容ですね!早速メルマガ登録させていただきました。「風のまにまに号」もぜひ読んでみてください。実際に旅をされている方が読むとまた味わい深いのではないかと思います。
メールマガジンへのご登録、ありがとうございました。また、『風のまにまに号』と『船のクリスマス』については近いうちにメルマガで紹介する予定ですが、その際、そちらのHPのアドレスを紹介させていただいてよろしいでしょうか?
今後ともよろしくお願いいたします。
秋山さん、メルマガへの掲載の件ですが全然問題ありません。どうぞご自由に紹介してやってください。それでは、メルマガの配信を楽しみにお待ちしております。