続編の「バイオハザードⅡ アポカリプス」の公開に先駆けて、今日の夜フジテレビで放送されます。個人的に、この作品に対してはいい印象と悪い印象が半々ぐらいで、結果としては嫌いじゃない映画、という感じなのですが、いい面というのはもちろん主演のミラ・ジョヴォヴィッチ本人のキャラクターの魅力そのもので、悪い面というのは「ゾンビらしさ」の欠如という所です。
ミラ・ジョヴォヴィッチはモデル出身というだけあって、存在するだけでものすごくキャラが立つ人なので、「フィフス・エレメント」にしても「ジャンヌ・ダルク」にしても、映画のストーリー的には「?」な部分が多い作品でも、彼女が出ているだけでその存在価値を引き立ててしまいます。
この映画でも、いきなり鮮烈な赤いドレスで登場したり、ゾンビと化した俊敏な犬と戦うシーンで、なぜかスローモーション&コマ割りの状態で「空中飛びカカト蹴り」を喰らわせたり、と常に意表をつく行動で観る人を楽しませてくれます。
それに引き替え、もう一方の主役であるはずの「ゾンビ」の描写があまりにお粗末で、動きがノロいばかりか、ゾンビとしてのリアリティに全く欠けるので、普通の人間が演技してるようにしか見えません。こんなゾンビでは到底主人公たちの「敵」にはなり得ないので(最後の大ボスのモンスター以外)、当然映画としての矛先が「閉鎖空間による恐怖」とぁ「仲間同士の裏切り・疑心暗鬼による恐怖」といった方向へ転換しなければならなかったわけです。
そうは言っても、ゲーム版の「バイオハザード」に加えて、過去の名立たる「ゾンビ映画」たちともその出来を比較され兼ねない、二重の足かせを背負った状況にありながら、それらの枠組みを軽やかに逸脱してみせた監督のアイデアはそれなりに評価できるのではないでしょうか?これはもはや「ゾンビ」映画ではなくて、最新鋭の研究施設というスタイリッシュな空間を舞台に心理的な恐怖を狙ったサイコ・スリラーのような映画なのだと思います。ひと言でいうと、この映画に出てくる一番怖い「敵」とは、この研究施設自体かもしれません。
・・と、ここへ来て「こんな映画どこかで観たことあるなぁ」と思って考えてみたら、あの密室の空間そのものが人間を恐怖に陥れるというカルト映画「CUBE」の展開にそっくりです。思いつく限りの共通点をあげてみると、
- 映画の冒頭で主人公が記憶喪失
- 研究施設の建物自体に人間が襲われる
- しかもレーザーでバラバラにされる
- 仲間同士が疑心暗鬼になって誰が敵だか分からない
それにしても2作目の「アポカリプス」が「華氏911」を差し置いて「9月11日」公開というのは何なんでしょうか?映画の内容とテロの関連性は全くなさそうだし、「スパイダーマン」の1作目の公開日が「5月11日」と喧伝してたのも、単なるインパクト狙いとしか思えません・・。
「バイオハザード」を録画予約する(iEPG対応)
9/4(土)21:00~22:54放送

↑「バイオハザードⅡ アポカリプス」の情報はこちら。
「Flashバナーコンテスト」なんてものもやってるみたいです・・。
風のまにまに号

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