今年の11月に発売された「ブログの力」という本に風のまにまに号のことが紹介されました。初版本をいただいたので早速読んでみたのですが、GEODESICさんから発行されているこの本は技術寄り、ノウハウ集的な内容ではなく「ブログで何ができるのか?」という点に焦点を当てた非常に分かりやすいブログ本になっています。風のまにまに号については、トラックバック・ピープルを使って空の写真の投稿を募る「Sky Photo People」に関する取り組みについての紹介で、他にもブログを使ってどんなコミュニケーションの拡がりが生まれるのか、といった具体的な事例がたくさん掲載されています。
「Sky Photo People」に関しては、皆さんが毎日たくさんの写真を投稿してくれるおかげで非常に盛り上がっていて、私はただの言い出しっぺに過ぎないような気がするので大変恐縮なのですが、ちょうど先日「Sky Photo People」を通して同時多発的に「地震雲」の観測ができたことについて「ブログの力を感じた」とコメントしたばかりだったので、不思議なめぐり合わせを感じてしまいます。
この本の構成としては、ブログの概要に始まって、ブログの見方、お気に入りブログの探し方といった他の解説本ではつい見落とされがちな初心者向けのガイド的な内容と、著者の栗田さんやその知人で建築家の秋山さんがブログの立ち上げ、運営を通して体験してきた驚きや出会いについて書き綴ったルポタージュ的な内容とがメインになっています。
とくに後半で書かれる個人的な目線を通した「ブログ体験」にまつわる記述が、これからブログを始めたいと思ってる人にとっては何より分かりやすい道しるべになるのではないでしょうか?各社ポータルがこぞってブログサービスを提供していて、しかも楽天やライブドアといったネット企業の名前が当たり前のようにテレビで報道されている現状を考えると、一億総ブログ化といった状況が実現するのもそう遠い日ではないような気がするのですが、そうなったときに「ブログで何をするのか?」「ブログで何ができるのか?」といった内面的(コンテンツ的)な部分がますます重要になってくると思います。そういう意味で、ブログに興味を持っている方、ブログが何だか分からないという方にぜひお勧めしたい一冊だと思います。

そうは言っても実際にブログを書いている自分が読んでも役に立つ目からウロコの内容もいくつかありました。例えば、気になる話題をMovable Typeの「下書き」状態でどんどん書きかけで貯めておいて、良さそうな時期が来たらエントリーとしてバシッと投稿する、という秋山さんのテク。なるほどこれはなかなか使えるなぁ、と思ったのですが私自身もCLIEの中に書きかけてボツになったテキスト原稿がいっぱいあるので、知らぬ間に似たような事をしていたようです。それ以外にも、人それぞれ色々なブログの使い方をしている方が紹介されていて、「ブログを読む」ということに関してはここ最近ちょっと怠っていたかも、と改めて開眼させられてしまいました。
とにかくこの本の中で共通して言われているのは、Movable TypeやType Padというツールが与えられているからといって、決してマニュアル通りの使い方をする必要はない、ということです。「ブログの使い方」とか「ブログの可能性」というのはこれまでも、そしてこれからもユーザー自身が作っていくものなので、これから始める人たちにも果敢に自分だけの新たな使い方をチャレンジして欲しい。そういうメッセージを感じました。
風のまにまに号

はじめまして。Hinaと申します。
Sky Photo Peopleに時々リンクさせていただいています。
ブログについてあまり何も考えずに、思うままに書いているけれど、このような本も出ているんですね。
掲載、おめでとうございます!
興味深々です。「ブログの力」という言葉も奥が深くて素敵ですね。一度読んでみようかな。
Hinaさん、コメントありがとうございます。
Sky Photo Peopleのことが掲載されたのだから、リンクしてくださってる皆さんには第一にお知らせしなければ、と思ってトラックバックさせていただきました。
Hinaさんの写真もいつも楽しく拝見させてもらっています。これからも素敵な写真を送ってくださいね。