ネコマジンが読みたい

nekomajin1.gifドラゴンボールの連載終了以来、たまにしか漫画を描かなくなった鳥山明が、「月刊ジャンプ」という雑誌にときどき掲載している読み切り漫画のシリーズが「ネコマジン」です。誰も知らない地球の超ど田舎に、ネコマジンと呼ばれるヤツが住んでいる。のほほんとしていながら、ものすごく自己中、だけどなぜか憎めないキャラクター。そして、何よりも特筆すベきことは、そのネコマジンがなぜかドラゴンボール級に「めちゃんこ」強かった!ということ・・。
完全にギャグ漫画の土俵に舞い戻ったことで、ドラゴンボールというよりも「アラレちゃん」に近い世界観を取り戻した鳥山明の筆の運びは実に生き生きとしているし、随所に「ドラゴンボール」のネタを盛り込んだセルフ・パロディには、ファンならずとも思わず二ヤリとさせられます。最初はほんの気まぐれの読み切りのつもりだったのでしょうが、思わぬ人気に支えられて何度となく続編・シリーズものが掲載されています。私もだんだんとこの漫画の面白さに気付いてきて、じっくり読み返してみたい、と思ったのですが、その気になって調べてみるとこの漫画、今だに単行本の刊行予定すらなく、実質上今は読むことすらできない、という作品だったのです。うーん、これはたのみこむしかないなぁ・・。

ネコマジンが一体何者なのかということは、ほとんど分かっていないのですが、唯一分かっているのは、普通の猫に『ミケ猫』や『ロシアンブルー』といった種類があるように、ネコマジンにも何種類かのネコマジンがいて、世界各地に点々と生息しているらしい、ということです。生物学的に考えると、食物連鎖の中で強い生物ほど個体数が少ない、という話があるそうですが、そういう意味ではめちゃくちゃ強いネコマジンが世界に数匹しかいないのも、何となく納得ができますよね。もっとも、ネコマジンがこんなにのん気で忘れっぽい性格じゃなかったら、今ごろ人類の脅威になってそうなものですけど・・。

ドラゴンボールのパロディが出てくるのも、単なる遊び心かと思っていたのですが、回を追うごとに実在のドラゴンボールのキャラが登場してしまったりして、どうやら鳥山明ワールドの中ではネコマジンとドラゴンボールの世界が同じ地球上でつながっているようなのです。(そういえばドラゴンボールの中にアラレちゃんが登場するというエピソードもありましたよね・・)
そうなって来ると、これはもう単なるパロディではなくて、ドラゴンボールの登場人物たちのその後の姿を描いた「ドラゴンボール外伝」といった意味合いも出てきてしまうので、ドラゴンボール・ファンとしても無視できない存在になりつつあるわけです。

とはいえ、元々別々の漫画として描かれている「ネコマジンがいる」「ネコマジンZ」「ネコマジンみけ」等の作品を一冊のコミックとして編纂する難しさもあるでしょうし、今のところは熱い声援を送りながら単行本化を待ち続けるほかなさそうですね。そんな今後の動きに大きな期待を寄せながら、今回はその他のドラゴンボール以降の鳥山作品を紹介して締めくくりたいと思います・・。

comic_cowa.jpg「COWA!」
お化けの子供・パイフーと、無愛想な人間のおじさん(丸山さん)との心暖まる交流を描いた、絵本タッチのイラストがかわいいホラー・ギャグ漫画の新境地。
comic_kajika.jpg「カジカ」
狐の呪いをかけられた主人公が、偶然出あった少女と共に冒険の旅を繰り広げる。初期のドラゴンボールのテイストに近く、初心に還ったアドベンチャーものの快作。
comic_sandland.jpg「サンドランド」
水不足にあえぐ砂漠の国で、悪魔の王子・ベルゼブブと元軍人のおじいさんが戦車に乗って冒険を繰り広げる。これも最後には作者のやさしさに心打たれる、テーマ性の高い作品です。

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多摩川のほとりでのんびり暮らす3人家族の日常と果てなき好奇心を綴ったブログです。

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