TOKYO BLUE(1)

book_tokyoblue1.jpgわたせせいぞうの新作コミックの単行本「TOKYO BLUE」を買ってみました。感想を書いていたらちょっと長くなってしまったので、読みやすいように何回かに分けてレビューを掲載します。私も最初そうだったのですが、わたせせいぞうと言うとサワヤカで都会的な風景を描くイラストレーターだと認識している人が多いかもしれません。カレンダーの挿絵やイラストレーションとして触れる機会の方が圧倒的に多いから仕方ないことかもしれませんが、わたせせいぞうの真の魅力は、あくまでも「ストーリーありき」の漫画作品の中にあると思うのです。総天然色・オールカラーの漫画で綴られる、ウィットと情感に富んだ人間模様のひとコマひとコマ・・。普通に描いたらちょっと恥ずかしいようなクサいセリフも、わたせせいぞうに描かせたら気の効いたスタイリッシュな寓話に仕上がってしまいます。この境地は他の誰にも真似できませんよね・・。

色彩の天才・わたせせいぞうの新作は「ビジネス」のお話

私は特に鎌倉の邸宅で1年中着物を着て暮らす若夫婦の暮らしを描いて新境地を開いた「菜」がお気に入りで、これを読んでから一気にファンになったクチなのですが、今回の「TOKYO BLUE」もメインテーマは都会のビジネスマンたちの「お仕事」の世界ということで、また新たな領域に足を踏み入れてた感があります。

もちろん「ハートカクテル」のような都会のラブストーリーという側面もあるのですが、あくまでも主役は「仕事」の方。安野モヨコの「働きマン」もそうですが、最近私はこの「仕事」というところに正面からスポットを当てた作品が面白くて仕方ありません。(ちょっと前だと柴門ふみの「お仕事です!」や土田世紀の「編集王」なんかもありましたね・・)何しろ私たちは一日の大半を会社や仕事の現場で過ごしているわけですから、そういう部分を無視した恋愛ものやファンタジーものばかり読んでいても、あんまり面白くないと思うのです。私たちにとって当たり前の日常である「仕事」自体を漫画に描いても、きっともっと面白い話ができるはず・・、そういう思いがあります。

そんなわけで、わたせせいぞうが描く新作ビジネスストーリーというのも、きっと面白いに違いない、と思って今回はAmazonの情報だけを見ての完全な「ジャケ買い」をしてしまいました。もちろん結果は文句なしで満足できる内容でした。A4版のハードカバーという愛蔵版の装丁は、保管用として何度も繰り返し楽しめそうです。具体的なあらすじや感想はまた後ほど・・。(続く)

<TOKYO BLUEのレビュー・その他の記事>
TOKYO BLUE(1)…色彩の天才・わたせせいぞうの新作は「ビジネス」のお話
TOKYO BLUE(2)…かつてビジネスマンだった作者が描く、究極のビジネス・ラブストーリー
TOKYO BLUE(3)…ビジネスの街「TOKYO」の空に雲はよく似合う

book_tokyoblue_s.jpg「TOKYO BLUE」わたせせいぞう

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夢をかなえる Natural&Aroma Life - わたせせいぞう (2005年9月24日 21:11)

引き続き、好きなもの。 わたせせいぞうさんの世界。 「ハートカクテル」から始まって、「菜」「ハナドキロード」などのシリーズや単発モノ、カレンダーなども買... 続きを読む

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多摩川のほとりでのんびり暮らす3人家族の日常と果てなき好奇心を綴ったブログです。

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