PSPでNMS(2)-天気予報と市場予測の不思議な関係

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nms050701-1.jpgニュースモーニングサテライト(NMS)の魅力は、前回書いたようにホットな数値レポートと豊富なゲスト解説者だけにとどまりません。NYスタジオでとりを務める矢吹藍子さんは、語学堪能でてきぱき現場をリードしながらも、柔らかな語り口で見る人を和ませてくれるし、東京スタジオを担当する3人のキャスターはみんな若々しくフレッシュな雰囲気に溢れています。ただ1点気になるのは、彼らがまるでお天気の話のように、ダウや日経平均といった経済指標の雲行きばかり心配しているということ・・。
「今週の日本の株式市場、いまひとつといった展開ですね~」「そうですね~」
慣れないうちは、そんな彼らのやり取りに不思議な違和感を感じてしまうのですが、日々マーケットに関わる人間としてはごく自然な反応なのかもしれません。新参者の私などは、実際のところはよく分からないながらも、彼らの会話を聞いているうちに、なんとなくマーケットの動向が伝わってくる、という思わぬ効用があったりもします。

そうは言っても、NMSでも普通のお天気ニュースのコーナーはちゃんとあります。やっぱり朝一番のニュース枠なので、その日傘を持っていくべきかどうか、ぐらいは分からないと仕方ありませんからね・・。お天気コーナーを担当している枦山(はしやま)南美さんは、実に天真爛漫&一所懸命といったキャラクターで、お天気キャスターにはちょっと珍しいタイプだと思うのですが、難しい経済ニュースの合間に場を華やげてくれる貴重な存在です。

こうして毎朝天気予報を見るようになってふと思うのは、気象予報士制度になってからなおさらだと思うのですが、やっぱり天気予報は予報する人によってまちまちだし、当たることもあれば、はずれることもある、ということです。それでも、天気予報を見るのと見ないのとでは情報力として雲泥の差があるし、複数の天気予報を見比べてみると、誤差の範囲がなんとなく分かってきたりします。

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これはよく考えてみると、経済アナリストの市場予測についても同じことが言えて、1ドル110円を突破するかしないか、といった「結果」だけ見れば、もちろん当たることもあれば、はずれることもあるのですが、そう予測するに至った根拠や材料を聞かせてくれるだけで、充分価値があるというものなのです。そうした解説を聞いた上で、「自分もそう思う」「いや、今回は違うと思う」と自分で判断できるのが、マーケットの世界の面白いところであり、醍醐味でもあるんですよね。どんなポジションをとるのも自由、その代わり全て自己責任、という世界・・。

だから天気予報もせっかく天気図の説明からやってくれるのだから、それを見ながら自分で予測してみても面白いんじゃないかな?と思ったりもします。ジャーナリストの猪瀬直樹さんは、スカパーのお天気チャンネルを見ながら自分で天気を予測している、と雑誌のインタビューで語っていましたが、やっぱり骨太な人はそういうものなんですね~。天気予報も、この先もっと民営化・競争化の動きが強まってきたら、経済ニュースと同じように「最終的には自己判断でお願いします」 なんて注意書きが書かれるようになってしまうかもしれませんね・・。

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