花時計を通り過ぎて、さらにフラワーロードを奥に進むと、東遊園地という公園の中に見えてくるのが「慰霊と復興のモニュメント」です。慰霊と復興のモニュメントは、阪神・淡路大震災で犠牲に遭われた方々への慰霊と、復興への願いを込めて建てられたものだそうです。通りからすぐに見える黒い石碑と、その向こうに「棚田」のように広がるレンガと芝生のインスタレーションが実に印象的です。モニュメント中心部の地下には、犠牲者の方々の名前が刻まれた銘板が収められていて、その向かいの広場には「希望の灯り」と呼ばれる種火が灯されています。どれがモニュメントの本体か?と言われるとよく分からないのですが、安らかな静寂をもたらすここ一帯の空間そのものが、慰霊の念と未来への希望を感じさせてくれている、そんな気がしました。
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地下に設置された「瞑想空間」と呼ばれる部屋の中には、震災で亡くなられた方々の名前が刻まれた銘板が掲示されていて、どなたでも閲覧できるらしいのですが、残念ながら今回私が訪れたときには、閉館時間の午後5時を過ぎてしまっていたため、中に入ることはできませんでした。開場時間は午前9時から午後5時までだそうなので、見に行かれる方はぜひ時間に注意してください。
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「希望の灯り」は、屋外のガラスケースに覆われていて、ゆらゆらと鎮魂の火を灯し続けていました。この灯りは、被災地10市10町を巡って運んだ種火と、47都道府県から届けられた「思いやり」の種火を一つにして燃え続けているそうです。さらに2001年には、この想いに応えるため、市民ランナーが全国69都市へ希望の火を届けて分灯するイベントまで催されたそうです。広島の「平和の灯」を県内全28市町に送り届ける平和の灯リレーなんてものもありますし、人々が「火」に込める想いというのは、感慨深いものがありますね・・。
そして、公園の外の歩道には、今も震災の「爪跡」が今も顔を覗かせていました。神戸市では、震災の記憶を忘れないために、倒壊した地面の一部を当時のままの状態で残しているそうで、メキメキとひび割れた路面を、今でもしっかりと見ることができます。これは、私にとっては結構な迫力だったのですが、地震もテロも列車事故も、いつ誰にでも起こり得ること・・。その事実を忘れずに生きていきたいと思いました。
風のまにまに号

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