こちらもスターチャンネルで20周年特別版が放送されていたのを視聴しました。スピルバーグの映画は子供の頃にさんざん見ていたはずなのですが、この「E.T.」だけはギリギリ映画館に行けない年齢だったのか、最後までちゃんと見た記憶がありませんでした。ETとエリオット少年との最初の出会いのシーンからして、煌々と照らされる月の光が印象的で、有名な自転車に乗っての飛行シーンも、中盤とクライマックスで2度盛り込まれているなどサービス精神いっぱいの構成でした。そんな風に美しく雄弁な映像手法に比べて、物語の説明的なセリフが極端に少ないので、肝心なところは観客自身が考えて判断するしかありません。なぜあんなに弱っていたETが一気に回復を遂げたのか?なぜETとエリオット少年との間に不思議なシンクロ現象が起こっていたのか?・・等々、考え出すと謎が謎を呼び、きりがありません。子役時代の本当にかわいらしいドリュー・バリモアが見られるのも嬉しいポイントですが、宇宙人であるET以上に、ETを捕らえようと黙々と迫り来る大人たちの姿こそが、まるでエイリアンのように見えてしまうのが、さすがの演出と言わざるを得ませんね・・。
風のまにまに号

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