エターナルサンシャイン

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エターナルサンシャイン甘いラブストーリーかと思いきや、観客がスクリーンの中の主人公と一緒になって、ひたすら恋人たちの想い出の中をさまよう、というかなり変わった趣向のマインド・トリップ・ムービーでした。アイデアとしては面白いけど、伏線や仕掛けも多いのでかなり集中して観ないと意味が分からなくなるし、人間の汚い面もガンガン見せてくるので、バッド・トリップにはご用心・・といった感じの内容です。それにしても、恋人の記憶がなくなるというパターンは最近よくありがちですが、記憶がなくなる過程そのものを内的に描いた映画は珍しいのではないでしょうか?最初はごく衝動的に、嫌気がさした恋人の記憶を消してしまおうとする主人公でしたが、消え去れば消え去るほど失った想い出の美しさに気付き、それにすがりついていく・・。途中でやめようと思っても、記憶消去を依頼した医院のスタッフはとんでもなくいい加減なヤツらだし、結局最後に頼れるのは記憶の中の恋人ただ一人。それでも、記憶の残影でしかない恋人ときちんと対話して、一緒に逃避行を繰り広げる彼らの姿には不思議な感動すら覚えます。ひょっとしたら私たちにとって『恋愛』とは『記憶』そのものなんじゃないか・・?そんなことを考えさせてくれる深淵な映画でした。

さて、この映画の中には、映画の題名(原題:ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND)の元ネタともなったアレキサンダー・ポープの詩の一節が出てくるのですが、これがなかなかに美しく意味深長なので、ここに全文を引用しておきたいと思います。『陰りなき祈りは運命を動かす』・・そんな信念を持って生きてみたいものですね。

幸せは無垢な心に宿る
忘却は許すこと
太陽の光に導かれ
陰りなき祈りは運命を動かす

How happy is the blameless vestal's lot!
The world forgetting, by the world forgot.
Eternal sunshine of the spotless mind!
Each pray'r accepted, and each wish resign'd.
Yahoo!知恵袋より引用)

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多摩川のほとりでのんびり暮らす3人家族の日常と果てなき好奇心を綴ったブログです。

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