ファンタスティック・フォー

ファンタスティック・フォーアメコミ原作の映画化作品、「ファンタスティック・フォー」を見てみました。今や新たなアクション・ヒロインの座を欲しいままにしているジェシカ・アルバは本当にカッコいいし、炎に包まれて高速で空を飛び回る火の玉男・ヒューマン・トーチのVFXはまさに迫力満点。序盤は科学者でもある主人公たちが宇宙へ旅立つシーンから始まり、ヒーローものというより宇宙もののテイストが強かったのが意外でしたが、科学者としての自分と、ヒーローとしての自分・・。その2つの役割のはざ間でナチュラルに悩むヒーロー像が新鮮でした。目立ちたがり屋の弟・ジョニーの影響もあって、もはや正体を隠すどころか最初からバレバレなのも新しかったです。ところで、見終わってしばらくしてから気づいたのですが、この映画の主人公たちの持つ超能力(ゴム人間・透明人間・高速移動・超パワー)Mr.インクレディブルのヒーロー一家が持つ能力と、ことごとくそっくりなのです。これは一体どういうことなのでしょうか・・?

さらに言うと、主人公の名前がMr.ファンタスティックMr.インクレディブル・・。ここまで来ると、もうほとんどそのまんまです。これはひょっとして、どちらかがパクったのでは!?と一瞬焦ってしまったのですが、調べてみると何のことはありません。そもそも、昔懐かしいヒーローもののオマージュとして製作されたCGアニメ「Mr.インクレディブル」には、「ファンタスティック・フォー」や「Xメン」を始めとした過去のマーベル・コミック出身のヒーローたちのエッセンスが凝縮されているのです。

中でも「ファンタスティック・フォー」は、アメコミ・ヒーローの古典ともいえる作品なので、そこからゴム人間インヴィジブル・ウーマンといったアイデアが引用されているのは、ファンが見たらむしろ大喜びしたいポイントなのではないでしょうか・・?昔のアメコミなんか知らないし、実写版の映画も見ない子供がいたとしても、ピクサーのアニメを見たらそのエッセンスや面白さが受け継がれるのだから、これは立派な文化保全といえるでしょう。

ただ1点、惜しむらくはこの2つの映画の公開時期があまりに近かったということだけなのかもしれません。そのせいで、ゴム人間・Mr.ファンタスティックの活躍シーンを増やすため、追加で製作費を投じなければならなかった裏話など、涙ぐましいばかりです。その分、フルCGに負けないぐらい奇想天外に仕上がったMr.ファンタスティックのアクションシーンは、地味ながら最大の見どころなんですね・・。(ヘビのように岩男・ザ・シングの体にからみつく姿が最高!)

<関連ページ>
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ファンタスティック・フォー - Wikipedia
Mr.インクレディブル - Wikipedia

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