テレビや雑誌で話題になっているマリー・アントワネットを早速見に行きました。生誕250周年記念ということで作られたこの映画、ソフィア・コッポラ監督の独特の色彩感がすばらしくまるで素敵な絵画を見ているような気分になりました。マリーのドレスも彼女たちの食べる菓子も全て美しくうっとりしてしまいます。また、ゴージャスな生活を描いたものかと思えば、「世継ぎを残さなければ意味がない」という周りからのプレッシャーや義父の愛人に挨拶をしなければならない悔しさ。14歳のマリーにこんな経験をさせていいの?と心が痛く切なくなるもの悲しさが残ります。一切、庶民の生活が全く出てこないところも当時のマリーやベルサイユ宮殿の生活そのものだったのでしょう。有名な「パンがなければお菓子をたべればいいのに!」というセリフがなぜでてきたのか、なぜマリーが殺されなければなかったのか、考えさせられた映画でした。
それにしても250年前の世界観と、私たちの生活と比べるとなんら変わってないのかなと思いました。最近でも「女性は子供を生む機械」という大臣の発言、政治家の不祥事、天皇家の継承問題...etc。変わったといえるのはメディアの発達で私たちは地球の裏側のことさえ瞬時に知ることができるということでしょう?
私たちはベルサイユのような場所をいつでも作って入り込むことができるものだと思います。しかし、そこにいると見えないことを勇気をもって見ていくこと、そんなことの大切さを感じました。古き悪しき考え方や慣習を捨てていかないと、怒り狂った市民に取り囲まれることになるのかもしれません。
<関連サイト>
・「マリー・アントワネット」公式サイト
風のまにまに号

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