以前ブログの読者の方からお勧めいただいた梨木香歩の小説「西の魔女が死んだ」を今さらながら読んでみました。イギリスから日本の片田舎に移り住み、森や畑や草花に囲まれた家で暮らすおばあちゃんと、都会からやってきた孫娘とのひと夏の交流を描いたこの作品、確かに植物や自然のこと細かい描写が味わい深く、「風のまにまに号の旅」の世界観に通じるものがあります。たくさんの身の回りの植物の名前が登場するところや、質素な日々の営みの描写、特においしそうな食べ物のシーンの豊富さも、「風のまにまに号」とよく似ています。これもイギリスに留学していたという著者の経験によるところが大きいのかもしれません。ひょんなことから魔女の血を引くというおばあちゃんから魔女修行の手ほどきを受けることになった孫娘のまいですが、おばあちゃんが授ける教えとは、現在社会を生きる私たちが忘れがちなごくごく当たり前の生きる処世術であったり、ちょっぴりスピリチュアルな世界へ入門するヒントだったりするのが面白いところ・・。出版以来、多くの人に愛され続けているこの感動作ですが、なんと2008年の公開を目指しての映画化が決まっていて、現在撮影の方も順調に進んでいるそうです。今はまだ自分の中でのイメージがあまりに強いため、映画化については期待と不安がない交ぜになった複雑な心境ですが、そちらの続報も見逃せないですね!
風のまにまに号

コメントする