「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」を見ました。第二次世界大戦中のイギリス。戦禍を逃れるため疎開先の古いお屋敷に預けられた4人の兄妹が、不思議な衣装ダンスの中で別世界への入り口を見つける・・。情感豊かな雪景色の描写や、ものいうけもの(動物)たちとの交流はメルヘンチックで楽しいのですが、子供たちがそんなおとぎの国で対面しなければならない試練が、他ならぬ『戦』だったというところに、個人的には何やら戦争の影を感じざるを得ませんでした。クライマックスの合戦のシーンで、鳥たちで結成された航空部隊が上空から瓦礫を落とす様子は、まるで冒頭でのドイツ軍によるロンドン空襲そのものだし、戦争から逃れたはずの子供たちが、「動物」や「魔女」というモチーフに置き換えられた物語の世界で、結局のところ戦争そのものの意味を学ばなければならなかった・・。少なくともこの映画版にはそんな意図が含まれていたのかもしれません。ルーシー役の女の子も、幼いながら表情があまりにも豊かで、演技力抜群だったのですが、私の一番のお気に入りは弟のエドワードです。いつもオドオドして気が小さいため、嘘をついたり、敵に利用されてしまったりするのですが、そんな彼が最後に勇気を振り絞って活躍するシーンこそ、子供でも共感できる一番の見所ではないでしょうか?
風のまにまに号

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