HEROES/ヒーローズ シーズン2

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dvd_heroes2.jpg日本でも何かと話題になった海外ドラマ「HEROES シーズン2」を観ました。シーズン1の衝撃的なラストから四ヶ月後、一体何があったのか登場人物たちの環境はガラリと変わっています。なぜか生還したネイサンは、政治家の夢はおろか、アル中で飲んだくれていて妻子とも離縁。ニキも夫に先立たれ未亡人となっており、息子のマイカもなぜか里親に預けられるという複雑な状況に・・。細かい経緯を一切後回しにした上で、淡々と群像劇を描いていく手法は相変わらずで、たくさんの「?」マークを置き去りにしたまま、新たな驚異へと視聴者の関心をシフトしていきます。そうはいっても、暗いことばかりではなく、クレアは転校先の高校で恋に落ちるし、なぜか記憶喪失の状態で発見されたピーターも徐々に能力に目覚めて大活躍・・。さらにシーズン1のラストで戦国時代へタイムスリップしてしまったヒロの武勇伝と、ちょっぴり切ないロマンスも見逃せません。例によって日本の時代考証はメチャクチャで突っ込みどころ満載ですが、日本人女優・田村英里子の活躍ぶりには素直に賞賛を送りたいものです。

前回ニューヨーク壊滅の危機は防がれたものの、今度は「組織」の創立メンバーたちを狙った連続殺人事件が発生・・。同時に今まで謎だらけだった「組織」の正体が、実は主人公たちの親の世代が作り上げた過去の遺産だった、という真相が浮かび上がってきます。加えて、あえて「組織」と接触を図ることで、「組織」の壊滅を目論むノアとスレシュ博士の思惑も絡み、物語は複雑な情報合戦へと展開していくのですが、個人的には能力者ではないこの二人の命をかけた奮闘ぶりに、何より心動かされます。

そこへ「予知能力」を持つアイザックが描き残した8枚絵のシリーズの存在、殺人鬼・サイラーの生存、猛毒で無差別に人を死に至らしめるマヤや、電流を自在に操るエルなど新たな能力者の登場も、玉虫色のストーリーに花を添えます。施設の中で実験材料として育てられたために、電流で他人をいたぶることでしかコミュニケーションが取れず、真実の愛を知らないエル・・。彼女が、敵ながら家族に愛されているクレアと、自分の境遇を比べることで、精神的に成長していく過程は、ちょっぴり意外な展開でしたが、本作のドラマ性をぐっと引き立てています。

シーズン1の時もそうだったのですが、本編のクライマックス以上に盛り上がるのが、やはりクレアのエピソードです。娘の安全を守るため、あらゆる行動を制限しようとする義父のノアに反発してばかりのクレアですが、ボーイフレンドの存在を秘密にしてしまったことで、とんでもないピンチに陥ることに・・。「予知」のイラストに描かれた破滅的な結末を知りながらも、クレアを守るため、否応なくその運命に飲み込まれていくノアの姿は、娘を持つ父親なら誰しも共感できるのではないでしょうか?何の特殊能力ももたないけれど、理想の父親像ノア・ベネットこそ「HEROES」の裏の主人公といえるのかもしれません。

ストライキの影響で、11話で終了してしまったシーズン2ですが、まずはシーズン3の公開を楽しみに続きの展開に期待したいと思います。

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多摩川のほとりでのんびり暮らす3人家族の日常と果てなき好奇心を綴ったブログです。

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