さて、天地人博へ行った翌日の5月3日、「米沢上杉まつり」のメインイベントである「川中島合戦」が米沢市の松川河川敷で行われるというので、こちらの会場にも足を運んでみました。この日は、午前中にharukaさんの友人に会いに山形県の小国町まで車で遊びに行ったりもしたので、昴も連れてかなり車での長旅になってしまったのですが、米沢市内に着いた頃には「川中島合戦」へ向かう客足がピークを迎え、駐車スペースを確保するのがやっとの有様でした。私たちが河川敷に着いた時にはもう開会式などは終わっていて、会場には見渡すばかりの人垣が広がっているばかり・・。後で聞いた話ですが、天地人キャストの北村一輝さんと比嘉愛未さんもゲストに招かれていて、最初に挨拶していたのだそうです。私たちがたどり着いたのは、どうやら上杉本陣側の裏手に位置する場所で、ちょうど合戦に出演する前の役者さんたちが水飲み場に出入りする姿が見えたりして、一風変わった一体感が味わえたのですが、しばらくするといよいよ合戦開始のナレーションが・・。会場中がピンと張り詰めた空気に包まれました。


松川河川敷にある「川中島合戦」会場には、テレビ局のトラックも駆け付け、溢れんばかりの人だかりができていました。もちろん、川の両岸に設けられた客席にもビッシリと来場客が詰め掛けています。指定席のチケットも買わず、アポなしで駆け付けた私たちには、こうやって後ろの方から覗き見るしかないのですが、かえって舞台裏など見ることができたのは思わぬ収穫でした。合戦中は、河川敷上空にも常にヘリコプターが旋回していて、こちらもテレビ局の取材をしているようでした。


私たちが陣取ったのが、ちょうど上杉本陣の裏手側。表舞台に出る前の弓兵たちが居住まいを正していたり、舞台へ入場・退場するときの役者さんが関係者と打ち合わせる姿なども見ることができて、特等席とはまた違った面白さがありました。合戦が始まり、陣営を組むときに『愛』の兜をかぶった直江兼続役の人がチラッと後ろを振り返り、ギャラリーの目を意識する場面も・・。ちなみにこの方、その後舞台袖に出てきて、皆に記念写真をせがまれ、快く撮影をされていました。。


馬に乗った騎兵での戦いは、合戦中でも見物の一つですが、ちょうど舞台の出口付近にいたので、こんな間近で武将やお馬さんを撮影することもできます。近くの河川敷には、馬が運ばれてきた厩舎付きのトラックが何台も止まっていて、子供たちに向けて乗馬体験などのサービスもやっていたようです。こちらも出場前の1コマでしょうか・・?ナギナタを持った娘さんたちが談笑している姿が、微笑ましく印象的でした。
後で聞いた話では、他の歩兵・弓兵などの一般キャストのほとんどは、現地の高校生が演じているのだそうです。見に来ている人も、私のように遠くからやっていた観光客もいれば、一世一代のお祭りを見に駆け付けた地元の人や若者もいると思うのですが、そういった目で見ると現地の学生やスタッフで支えられた、このイベントの意義は本当に大きいと思うのです。ましてや、大河ドラマ効果で全国的な注目を集めている中だけに、地域のパワーの一体感が肌で感じられました。


こちらは、遠くから見ても一目瞭然、上杉謙信公役を演じる方ですが、決戦の桧舞台を控えて、裏手の草原で一人馬をならしていました。この謙信公役、なんでもオーディションで選ばれた方だそうですが、さすがに体格が良く、威風堂々としているので、絵になります。さて、偶然ですが、この謙信公の写真の背景に写った山間に、うっすらと白い模様が見えるのが分かりますか?この白い雪の山肌が描き出した模様、昔からこの地域では『馬に乗った謙信公』と呼ばれているのだそうです。そう言われると、まさにその通りですよね!


さて、合戦の方はいよいよクライマックス・・。よく見えない人にも、一つ一つ流れを解説しながらのナレーション付きなので、取り残されることはありません。最大の見物は、掛け声に合わせて一斉に放たれる『火縄銃』の撃ち合い。確かに迫力満点なのですが、広場によく響く轟音は、子供にはちょっと刺激が強いかも・・。そして、この火縄銃と、最後に繰り広げられる歩兵同士の接戦が、煙と砂埃を巻き上げてしまうのです。あっという間のラストに半ば興奮冷めやらぬままでしたが、その他大勢のギャラリーと同様、砂埃に飲み込まれないうちに、早々に会場から退散したのでした。


そんなこんなで、たっぷりとハイライトを堪能できた2009年の米沢上杉まつり、昴にとっても成長したら格好の語り草になることでしょう。私にとっても、今までharukaさんの地元で本格的に観光したことがなかったので、本当にいい思い出になりました。私の実家では立派な五月人形で初節句をお祝いしてもらった昴でしたが、こちらの実家には、これまた立派な兜が飾られていて、昴をお出迎えしてくれました。(山中鹿ノ助という人の兜なので鹿の角が生えているのだとか・・)今はまだ、こんな兜もオモチャにするしか能がない昴ですが、そのうち良さを分かってくれるかな・・?
風のまにまに号

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