先月のシルバーウィークに、今年の9月いっぱいをもって閉園となった多摩テックに行ってきました。私にとっては実家の一番近くにある遊園地だっただけに、色々と思い入れも深く、愛着のある存在でした。近隣住民への感謝の印として、実家の両親の元に優待券が配られたので、harukaさんと昴に私の妹も加えて、みんなで一緒に行こうという話になったのです。普段はあまり混んでるという印象がなかったのですが、やはりこれで最後ということもあり、「グランドフィナーレ」開催中の多摩テックはものすごい数の来場者で賑わっていました。まず、車で周辺に近づくだけでも渋滞でかなりの時間がかかってしまったし、人気の乗り物に乗るには1時間~1時間半待ちは当たり前・・。これが自分の慣れ親しんだ多摩テックか!?と目を疑うばかりの盛況ぶりでしたが、他の来場された皆さんも、それぞれ同じような思い入れがあったのでしょう。はじめて遊園地に来る昴にとっては、まだ乗れる乗り物も少ない状態でしたが、家族と一緒にそれなりに楽しんでくれたようでした。この日は結局、暗くなるまでたっぷり園内を堪能し、たくさんの思い出をくれた多摩テックとの別れを惜しんだのでした。
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多摩テックに着いた頃には若干曇り空だったのですが、その後は晴れ間も広がり、絶好の行楽日和となりました。久しぶりに来る多摩テックの様子は、細部が私の知っている頃の多摩テックとは違っていたのですが、一番大きな違いとしては、手塚治虫原案のマスコット・キャラクター「コチラちゃん」に仲間が増えていた、ということでしょうか・・?それまでは、主役のコチラちゃんですら、それほど目立たない存在だったのですが、数年前にリニューアルを行い、手塚プロのプロデュースの元、コチラちゃんファミリーを前面に押し出した戦略に転換したそうなのです。
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そう思って見てみると、パンフレットにも、園内のあちこちの看板にも、各所のコーナー名にコチラちゃんや、ピピラ、プートといったキャラクターの名前が使われていて、ちょっとしたディズニーランドみたいな雰囲気になっていました。フードコートも「コチラちゃんのカレーショップ」のようなネーミングになっていて、「コチラカレー」や「チララのハヤシカレー」など、各キャラクター毎のメニューになっているから楽しげです。
右側の写真は、食いしん坊プートの大好物「プートのくるくるフランク」というメニューなのですが、ほんとにユニークな形ですよね・・。この、くるくるフランクの形を見ていると、もう一つの多摩テックの名物「でんでんむし」にも見えてくるから不思議です。
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「でんでんむし」は、多摩テック初期から続く目玉アトラクションで、私が小学生か幼稚園ぐらいの頃にはじめて来た時にも乗ったような記憶があります。「でんでんむし」の名前の通り、スピードはのろく、ゆっくり進むのですが、高いレールの上から多摩テックの自然にあふれた景観を楽しめるし、屋根が付いているので雨の日でも乗れる乗り物として定評がありました。
見た目が本当にかわいらしいし、小さい子供でも安心して乗れるところがいいですよね。「でーんでん、むーしむし、かーたつむり~♪」というお馴染みの歌に合わせて、ゆっくり進む姿は、いかにも子供が喜びそうです。今回は、私とharukaさんと昴の親子3人で乗車したのですが、よく見たら「でんでんむし」の乗り物自体も親子3匹のでんでん虫があしらわれていたんですね・・。(写真右側の白い「でんでんむし」は、初代カラー復刻モデル)
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この「でんでんむし」に乗るためにも、1時間半待ちの行列だったのですが、遊びたい盛りの昴がおんぶされたままじっとし我慢しているはずがありません。仕方ないので、家族に並んでもらってる間、昴を連れてその辺で遊ばせたりしていたのですが、コインを入れて動かす小さな乗り物を見つけて大興奮!
こんな乗り物なら遊園地に来なくても乗れるよ、と言いたいところですが、自由に近づいて触ったりできる方が楽しいらしく、とにかく夢中なのです。早速、自動車型の遊具に乗って、大はしゃぎする昴でしたが、お金を入れないとちゃんと動かない、というのはまだ理解できないみたい・・。流れる音楽に合わせてハンドルやボタンをいじっているだけで、大満足のようでした。子供は遊びの天才とは、まさにこのことですね。
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続いて乗ったのは、同じく空をビュンビュンと飛び交う大迫力のアトラクション「ガリオン」です。小さな船のような乗り物が、カーブするたびに振り子のように大きく揺れるのが特徴です。多摩テックの場合、周囲にも、園内にも緑があふれているので、まるで森の木々の間を縫って飛んでいるような気分が味わえるのが気持ちいいですね。今までよく気付かなかったのですが、船の先頭にあしらわれている鳥のデザインは、日野市の鳥「カワセミ」のようですね・・。
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「ガリオン」の行列を待っている間は、近くにあった小さい子向けの「ボールルーム」に昴を連れて行って遊ばせました。とたんに水を得た魚のように元気になって暴れ出す昴。さすがに「ガリオン」の方は年齢制限もあり、一緒に乗るわけにもいかなかったので、昴はおじいちゃんと一緒に2人で地上でお留守番していました。パパたちが飛んでいるところは見れたのかな・・?
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せっかく来たからには、ということで多摩テックのランドマークでもある大観覧車に乗りました。観覧車の最頂点から眺める眺望は、まさに絶景・・。多摩テック自体が小高い多摩丘陵の上に位置するので、園内と森の向こうには、広大に広がる多摩平野の町並みが手に取るように見渡せるのです。ここから見ると、「でんでんむし」や「ガリオン」のコース全景や、「でんでんむし」の行列に並ぶ人々の様子もよく分かりますね。
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さて、そんなこんなで、いくつかのアトラクションに乗って、軽く腹ごしらえなどしていると、すっかり夜も更けてしまいました。子供の頃は、暗くなるまで居たことがなかったからか、夜ライトアップされた多摩テックの景色もどこか新鮮でしたが、帰り際に多摩テックの思い出を展示した「メモリアルギャラリー」と「タイムトンネル」を見に行きました。
「タイムトンネル」は、通路の一部を利用して、年代毎に多摩テックの歴史や当時のアトラクションなどをボードにまとめて展示したコーナーです。私がちょうど子供の頃によく訪れた1980年代当時は、ジェットコースター「カナディアンジェットライダー」や「遊覧船」、「UFO」などのアトラクションが人気で印象的でした。これらの乗り物も、いまだに現役で残ってるとばかり思っていたのですが、多摩テックの長い歴史の中では、私の知っている時代などほんの1ページに過ぎなかったようです。通路一面に並べられた多摩テックの、試行錯誤の軌跡を見るにつけ、圧巻されたのでした。
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「タイムトンネル」の最後には、ファンからのメッセージが書かれた「ありがとうメッセージボード」が展示されていました。たくさんの方から寄せられた感謝の言葉や、思い出のコメントを読んでいると、多摩テックがどれだけみんなに愛されていたかがよく分かりますね。
出口付近のグッズショップでも、お土産を物色する人波であふれていましたが、人気のコチラちゃんグッズは売れ行きもいいらしく、他のキャラクターは残っていても、コチラちゃんのストラップだけは全種類売り切れのようでした。ただ、ボックスに入った立派なコチラちゃん人形だけはまだ残っていたので、この人形を記念に買って帰りました。
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閉園間際の園内では、着ぐるみのコチラちゃんやチララちゃんたちも登場!子供たちと一緒に記念写真を撮ってあげていました。怖いのか、ちょっぴり戸惑い気味の昴でしたが、せっかくなのでコチラちゃんと一緒に写真も撮影。そんな感じで、たっぷり夜まで遊んだ思い出の多摩テックを、名残を惜しみながらも後にしたのでした。本当にこれでもう閉園してしまうとは、いまだに信じられない気持ちですが、さようなら多摩テック。今までたくさんの思い出をありがとうございました!
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さて、わが家に記念品として残された「コチラちゃん」人形。今ではすっかり昴のお気に入りです。着ぐるみのコチラちゃんには微妙な反応を示していた割に、人形のコチラちゃんはかわいいらしく、犬・猫を見たときと同じように「ニャーニャー」とかわいらしい声を出して、愛しそうにコチラちゃんと触れ合っています。多摩テックはなくなっても、コチラちゃんにはまだ鈴鹿サーキットで会えるそうなので、ぜひ皆さんもコチラちゃんとホンダグループを、これからも応援してあげてくださいね!
風のまにまに号

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