昴、ダムへ行く

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diary20100619-1.jpg今年のGWも昴と一緒にharukaさんの実家の山形へ帰省したのですが、今回は近くの観光スポットということで、川西町の隣の飯豊町にある白川ダムへ行ってみました。ダムと言うと無機質なイメージがあったのですが、この白川ダムは自然の姿をそのままに残し、村と共に水没した白樺の林が、湖面から半分頭を出したまま生育を続けているという不思議な光景が見られます。朝靄に包まれたダムの情景はとりわけ幻想的なのだとか・・。ダムの周辺には温泉や宿泊施設の他、オートキャンプ場なども揃っていて、レジャーには持って来いの場所でした。初めて見るダムに興奮気味になった昴は、泥んこになるまで水辺や平原で遊びまわったのでした・・。


新幹線で米沢駅に降り立つと、ホームに人だかりができていたので、「かねたん」が来ているのかと思ったら、かねたんではなく、かねたんの主君「かげっち」でした。今年も「上杉まつり」が開催中のため、かねたんの他、かげっちや「おせんちゃん」などのキャラが交代で各地を回ってアピールしていたようです。

駅から車で移動する途中、昨年「川中島合戦」を見に行った松川の河川敷に目を向けると、今年も満開の桜と、両岸にロープで張られたたくさんの鯉のぼりが視界に飛び込んできました。まだまだ山形ではお花見シーズンで、お祭ムードの真っ只中なんですね・・。


harkaさんの実家へ着くと元気いっぱいの昴は大暴れ!人のやることなすこと全てが目新しい昴は、家の外へ飛び出して、自ら農作業を手伝おうとする勢いです。今年も端午の節句の兜を出してもらったのですが、並んで撮った写真はどこか表情も勇ましく、去年撮った写真と比べると、成長ぶりが一目瞭然ですね!


さて、翌日白川ダムを目指して車を走らせると、道行く山々にはまだたくさんの残雪が残っていて、とても初夏とは思えない光景が広がっていました。隣町とはいえ、飯豊町までは高い峠を越えなければならないので、私にとっては長く険しい道のりに感じられました。

いくつもの峠を抜け、白川ダム周辺にたどり着くと、目の前には雪に覆われ白く輝く飯豊山の銀嶺が、その下にエメラルドグリーンに輝くダムの水面が広がる美しい光景が現れました。見晴台からは、キャンプ場のロッジや平原なども見渡せ、心洗われる平和そうな風景でしたが、水面から顔を出している木々が、ダムの底に沈んだ村の存在を思わせ、どこか生々しさも感じられました。


湖面の近くへ降りていくと、ダムの水面からニョキニョキと木が生えている様子がよく分かります。水辺ではピクニック気分でお弁当を広げて食べている家族連れの人や、水面に釣竿を垂らし釣りを楽しんでいる人もいました。ここでは一体どんな魚が釣れるのでしょうか・・?


周囲を散策していると、突然ダムの底へと続く道を発見しました。この道は、かつては沈んでしまった村へと続いていたんだと思いますが、今では道が途切れたようになって、ダムに水没してしまっているのです。なかなか普段見ることのできないユニークな光景ですよね!

水たまりをバシャバシャやったりと、水遊びが大好きな昴は興奮して思わず水に入りたくなってしまったので、ちょっとだけダムに入らせて遊ばせることにしました。着替えは用意してあったとはいえ、案の定ずぶ濡れになってしまい、この後裸んぼで車まで戻るはめになるのですが・・。


その後、キャンプ場の広場でボール遊びをしていたお兄さんたちの間に入って、勝手に仲間に入れてもらおうとしてしまった昴・・。仕方ないので、お兄さんたちが一個ボールを貸してくれることになり、ひとしきりサッカーボールで遊ばせてもらいました。とにかく大きい子の輪に入りたい、という欲求が強いのと、あっという間に見えなくなるくらい遠くへ走って行ってしまうので、要注意です。


その後、宿泊施設のある「フォレストいいで」で温泉に入った後、施設内のレストランで昼食を食べました。ここでは飯豊町特産の『どぶろく』を名物にしていて、「どぶろくアイス」や「どぶろく生キャラメル」なども売っているのですが、新たな名物メニューである「どぶろくカレー」というのを食べてみました。

確かに濃厚で味に深みがあるのですが、鼻につくほど「どぶろく」っぽいわけではなく、何より地元産の飯豊牛を使ったビーフとの相性がよく、美味しい仕上がりになっていました。harukaさんが頼んだ「飯豊牛のカルビ丼」も美味しく、やっぱり健康な土地で育った牛肉は臭みも少なく、こんなにも美味しいんだなと改めて実感させられます。


「フォレストいいで」から出て、さらに周囲を散策すると、桟橋のような場所があり、さらに水面に近づいて間近でダムを眺めることができました。日の光に照らされてキラキラと輝くダムの水面は本当に綺麗でした。


ダムの水面を興味深げに眺める昴には、広大に広がるダムの光景が不思議でならないようです。道端で拾った発砲スチロールの船を浮かべて昴と一緒に遊んだり、ひとしきり写真を撮ったりして過ごしました。カメラが大好きな昴は、一緒にファインダーを覗いてきたりするので、写真を撮っているだけでも面白くて仕方ないようなのです。


飯豊町からharukaさんの実家へ戻るとちょうど夕焼けタイムへ・・。harukaさんの実家から数百メートルほど歩いた田園地帯に、絶好の夕焼けスポットがあることを発見したので、日が沈むタイミングを見計らって綺麗な夕焼けを眺めに行きました。

山へと沈むこんなダイナミックな夕焼けは、東京ではなかなか見ることができませんが、ここではほぼ毎日見ることができます。沈み行く太陽が織り成す空の色合いも綺麗でしたが、夕日が照らし出す小さな自然にも美しい表情があることを発見しました。足元にびっしりと生えた『土筆』が黄金色に輝き、この季節ならではの風景を作り出していました。

そしてその翌日は、故・井上ひさしさんの故郷でもある川西町に残された「遅筆堂文庫」を訪れて、一ひょうたん島ファンとして彼の死を悼むことにしたのです。(続く)

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多摩川のほとりでのんびり暮らす3人家族の日常と果てなき好奇心を綴ったブログです。

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