噂には聞いていたコロコロコミックの復刻版ともいえる「大人のコロコロ。熱血!!コロコロ伝説」ですが、書店で実物を見かけてその重厚感とふろくの魅力に勝てず、早速VOL.1の創刊号を買って来てしまいました。ケース仕様になっている表のカバーをはずすと、別冊ふろくのミニ単行本2冊と、ふろくのメタルストラップに加えて、いつものコロコロコミック風の表紙の「コロコロ伝説」本体が現れます。大好きなドラえもんやオバQなどの作品が読めるのも嬉しいのですが、コロコロコミック創刊当時の作品群がダイジェストで読めるという醍醐味は、まるでその時代にタイムスリップしてるかのような大人の贅沢さがあります。私自身、小学生時代にコロコロコミックを愛読していましたが、1977年当時は決してリアルタイムの世代ではないので、知らない作品もたくさんあったのですが、創世記の匂いに触れられるというのは、全てが新鮮な驚きでいっぱいでした。そんな世代間のギャップを巧みに汲み取ったかのような戦略で、全10巻発行予定のこのコロコロ伝説は、VOL.1と同時にちょっと時代をずらしたVOL.6を同時刊行していて、「おぼっちゃまくん」世代にヒットさせようと狙っているようです。毎回の豪華ふろくも見逃せないコロコロ伝説、皆さんも『自分のコロコロ時代』を見つけてあの頃にタイムスリップしてみてはいかがでしょうか?
大長編ドラえもん
楽天ブックスから、てんとう虫コミックスの大長編ドラえもんシリーズ24巻イッキ読みセットが販売開始されたそうです。劇場版でも「のび太の恐竜」に続いて「魔界大冒険」がリメイクされるなど、リバイバル・ブームが盛り上がっているので、改めて原点に帰って、原作コミックスを読み返したいというニーズは高まっていると思います。このセットでは、「のび太の恐竜」から「のび太のワンニャン時空伝」までの全24巻が収録されているので、いつかは手元に置いておきたい普及の名作を、いっぺんに手に入れられるまたとないチャンス・・。オリジナル「ドラえもんペンキャップ」の特典も付いてくるそうなので、この機会に思いきって全巻GETしてみてはいかがでしょうか?

以前紹介した「空気砲」に続いて、エポック社から発売されたひみつ道具シリーズ・第2弾、今度は「タケコプター」
が登場です。・・と言っても、本物のタケコプターではもちろんなくて、テレビにつなぐと体感ゲーム形式で空を飛んでいるかのような気分が味わえる、バーチャル・タケコプターなのです。確かにタケコプターのような乗り物で翼力を得て空を飛ぶためには、体全体を前後左右に傾けなくてはいけないのですが、この体感タケコプターもヘッドバンド型コントローラーを頭に付けて、思いっきり体を動かすことで画面の中のキャラクターを操ります。ストーリーモードやミニゲームなど、様々なモードがあるのでプレイしながらどっぷり物語の世界に浸れそうです。「剣神ドラゴンクエスト」や、「ワンピース・パンチバトル」など、近年この体感ゲーム市場では続々とヒット商品が出ているだけに、この体感タケコプターも子供を中心に人気を集めそうですね。普通に遊んでいるだけで結構な運動量になるはずなので、運動不足な大人にもオススメです。
8/12にエポック社からドラえもんのひみつ道具「くうき砲」が発売されるそうです。ドラえもんの関連グッズは数あれど、ひみつ道具そのものを商品化してしまうのは始めての試みではないでしょうか?シンプルな仕組みながらも、ドラえもんの道具の中では数少ない実効的な抗戦手段として、大長編ドラえもんの中でもたびたび登場していました。今回発売される「くうき砲」は、もちろん敵を攻撃するほどの威力はないようですが、トリガーを引くと正真正銘「空気の弾」が打ち出され、その射程距離は約3メートルにも及ぶという話だから、なかなか本格的な模様・・。パッケージを組み立てると簡易の射的台となり、買ってすぐに遊べるほか、的を工夫すれば色々な遊び方ができそうです。何より、映画に出てくるジャイアンやのび太たちと同じ気分を味わうことができる、という点がドラえもん世代にとってはたまらない一品といえるのではないでしょうか?私もぜひ実際に空気砲を打ってみたいです。
1979年にバンダイから発売されていた「超合金 ガチャガチャ ドラえもん」が26年ぶりにリニューアルされ、9/23に復刻版として販売開始されるそうです。私、これ持ってましたよ!もう昔のことなのであまり詳しく覚えていないのですが、確かにこんな感じでポケットが開いて、秘密道具を出したりして遊んでいた記憶があります。そして、ドラえもんの頭の後ろ辺りから、カプセルを入れることができたような気が・・。(その他にタケコプター付きヘルメットと原寸大タイムマシン・セットも持ってましたよ)
いよいよ今週から「スター・ウォーズ エピソード3」が公開ということで、大長編ドラえもんのコーナーでもこちらの作品をレビューしておきたいと思います。「のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)」は、以前「ぼくドラ」などでも紹介されていましたが、ドラえもんの短編に端を発する作品で、初期のスターウォーズ公開時に藤子・F・不二雄がインスパイアされて作ったストーリーだと言われています。ミニチュア・サイズの宇宙人・パピがやって来たことで、ドラえもんとのび太たちはプラモデルを武器に、遠い惑星ピリカで宇宙戦争を繰り広げることになります。私の中で一番と言わないもでも、かなり思い入れの強い作品なのですが、なぜかと言うと初めてコロコロコミックでの原作漫画連載時から、全てのイベントをリアルタイムで通過することができた思い出深い作品だからです。
以前TVアニメの再放送の件で紹介した藤子・F・不二雄先生の遺作「チンプイ」ですが、その後割と入手が困難な単行本「完全版チンプイ」全4巻をYahoo!オークションでゲットしました。落札価格は4600円です。例によって、この値段が高いと見るか安いと見るかは皆さんの判断におまかせしますが、現在は絶版で書店に出回ってない上に、単行本に「チンプイ」と「完全版チンプイ」の2種類が存在するため、どちらを揃えていいのかよく分からない状況になっています。この辺の事情については「藤子不二雄atRANDOM」の解説が詳しいのですが、藤子・F・不二雄氏が予定していた最終2話分を書かずに他界してしまったため、初版「チンプイ」の第5巻は発行されずじまい。それを新たに編纂し直したのが「完全版チンプイ」ということになるので、この「完全版チンプイ」の第4巻というのは特にレアな価値を持っていることになります。
このカテゴリーでは大長編ドラえもんの作品を1つずつレビューしていこうと思うのですが、まずは今週未の「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の公開に合わせて「のび太の魔界大冒険」のレビューから始めることにします。「のび太の魔界大冒険」は、大長編ドラえもんの中でも個人的に1、2を争うお気に入りの作品なのですが、一番の醍醐味はハリー・ポッターと同様、「自分にも魔法が使えるかも」という夢に溢れているところと、「パラレルワールド」という高等な概念を巧みに取り入れた本格SF級のシナリオ・メイキングにあります。
お話の発端は、毎日勉強ができずに怒られてばかりののび太が、「もしも魔法が使えたらなぁ」と空想するところから始まるのですが、ドラえもんに「魔法なんて迷信だ」と一蹴されても引き下がらずに、「どうしてこの世に魔法がないんだろう?」と疑問を抱き続けるのが、のび太のいい所です。いつもこの、のび太の純粋な疑問が新しい世界への扉を開くのですが、今回は相談を持ちかけられた出来杉くんが、長年に渡る「魔法」と「科学」の対立の歴史を紐解いてくれて、錬金術に代表されるように魔法や呪術も決して迷信ではなく、単に現代のパラダイム(ものを考える枠組み)として「科学」の方が採用されたに過ぎない、と教えてくれます。こんなことは親も学校の先生も教えてくれない、大学院レベルの考え方だと思うのですが、そういう高尚な理論をサラリと解き明かしてくれるのがドラえもんのすごいところです。
大長編ドラえもんのみどころの一つは、短編で見る限りでは万能とも思えるドラえもんのひみつ道具が、大長編の長丁場ともなると、往々にして「道具の限界」を露呈させてしまうところです。一番分かりやすい例として、第1作目の「のび太の恐竜」を見てみると、のび太たちが白亜期の時代にタイムスリップしたとたん、早速タイムマシンが故障して元の時代に戻れなくなってしまうし、タケコプターは長時間連続使用するとバッテリーがあがってしまうので、こまめに休ませながら移動しないとダメ、という状況に陥ってしまいます。
つまり、ドラえもんの道具と言えども、所詮は22世紀のテクノロジーが生んだ「機械」に過ぎないので、現代の私たちが使っている電子レンジやビデオデッキと同じように故障もするし、仕様書に書いてあるスペック以上の機能は発揮できない、ということなのです。それが「人間らしさ」ならぬ「機械らしさ」ということで、皮肉や教訓も含めてありのまま描いているのだと思います。
大長編ドラえもんは全作品を通して環境問題に対するメッセージ性が強く、初期の作品である「のび太の恐竜」でも恐竜との触れ合いを通じて、自然をありのまま保護することの大切さが伝わってくるし、「のび太の宇宙開拓史」では開発と都市化の功罪といったテーマがそのまんま描かれています。
中でも一番よくあるパターンは、のび太たちの暮らしている世界の身近なところに、海底世界や地底世界、天上世界といった「異世界」への扉が在存して、その異世界の住人たちは人類よりも優れた文明を築き、地球環境を次々に破壊する人類の行動を常に憂いて遠くから秘かに観察している、というものです。繰り返しこの同じ構図が描かれる中で、のび太たちはその都度、人類を代表して「地球をより良い環境にする」と約束させられるのですが、一向に行いを改めない人類に対して、彼らの態度も年々ヒートアップしてきます。


大長編ドラえもんの藤子・F・不二雄氏の最後の原作作品となった「のび太のねじ巻き都市冒険記」ですが、同時期に村上春樹が発表した小説「ねじまき鳥クロニクル」とあまりによく似た題名だったので、当時すごく気になった記憶があります。「ねじまき」という言葉だけでなく、「クロニクル=年代記、戦記」と「冒険記」というネーミングもぴったり同義語になっているから驚きです。どっちが先かというのはよく分からないのですが、両作品ともちょっと奇妙な題名に即した、神秘的な雰囲気に包まれた作品であることは違いありません。
「のび太とブリキの迷宮」はブリキのおもちゃたちが支配する惑星を冒険するお話、「のび太のねじ巻き都市冒険記」はドラえもんの道具「生命のねじ」で生命を与えられたぬいぐるみたちが暮らす街のお話、「のび太と銀河超特急」は22世紀の銀河系にあるテーマパークに遊びに行くお話です。これらの作品も、子供たちが見ていて思わず楽しくなるような遊び心に溢れていますが、プラモデルやミニ4駆のように現実世界のおもちゃを直接モチーフにした世界とはちょっと異なります。
これら3作品に登場するのは、人間に謀反を起こすロボット(ブリキのおもちゃ)に、「生命のねじ」で生命を与えられたぬいぐるみたち、人間に取りつくだけで自らは実体のない生命体「ヤドリ主」などです。それまでの大長編ドラえもんに登場してきたキャラクターと比べると、どことなく現実感が希薄な、バーチャルな存在に感じられるのは私だけでしょうか?
次に、大長編ドラえもんのもう一つの要素である「遊びの世界の具現化」に比重を置いた作品に目を移してみましょう。
人形のように小さな宇宙人・パピと出会ったのび太たちが、プラモデルの戦車で宇宙戦争を繰り広げる「のび太の小宇宙戦争」や、偶然ガンダムのような巨大ロボットを手に入れたのび太たちが、地球に侵略してくるロボットの軍団と戦う「のび太と鉄人兵団」などは、いずれも当時の男の子たちが好んで遊んでいたポピュラーなオモチャを、実物大のサイズで楽しめたらどうなるか?という仮定のもとに想像力を膨らませたお話です。
実際の冒険のシーンよりも、「のび太の小宇宙戦争」の冒頭でスネ夫とジャイアンたちが作っている精巧なジオラマ映画や、「のび太と鉄人兵団」の冒頭でスネ夫が自慢しているおもちゃのロボットの方が、現実に手が届きそうで子供心にうらやましく感じたものです。そういう子供が大好きなトイ・ホビーの話題から、一気にめくるめく大冒険の世界に発展させてしまう軽快な話の運びがさすがですね。
初期の「のび太の恐竜」に始まるSF冒険活劇とも言うべきシリーズは、タイムマシンで大昔の時代へ行ったり、ドラえもんの未来の道具で誰も行ったことのない海底や地底、ジャングルの奥地の秘境へと冒険する作品群です。これらの作品は、そのまま「海底2万マイル」や「地底探検」などの19世紀SF小説の巨匠ジュール・ベルヌ の作品をほうふつさせるようなテーマ設定で、そういった正統派SF小説の知的興奮・ワクワク感を受け継いだ、SF漫画家としての藤子不二雄の真骨頂だと言えると思います。
これらの作品は、その舞台設定にかなりリアルな科学的説明が付加されているため、見ている子供が理科や社会科の知識と照らし合わせて想像を膨らませることができました。「のび太の恐竜」や「のび太の日本誕生」を見ると、プレートテクトニクスによって大昔の日本や世界の地図が全く違う形をしていたことが手に取るように分かるし、「のび太の海底鬼岩城」では広大な海の底に広がる海溝の仕組みや、海底生物の生態を事細かに解き明かしてくれます。
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キャラクター関連の会社にいる友人から7体ももらってしまいました。現在公開中の映画ドラえもん「のび太のワンニャン時空伝」を観に行くと劇場でもらえるやつです。映画館に観に行く気はなかったし、映画館に行っても1人1個しかもらえないので、かなりお得な気分です。結構色々なカラーバリエーションがあるのと、うまく走らせるとチョロQみたいにウィリーできる所がかわいいです。(チョロQのように10円玉をのせる必要はありません)
風のまにまに号

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